母親力 息子を「メシが食える男」に育てる
森昌子
偏差値でもないIQでもない本当に必要な力
今年デビュー45周年を迎えた国民的歌手・森昌子さん。
昨今、フジテレビ系『ダウンタウンなう』やTBS系『サワコの朝』で放送された
"森昌子流スパルタ子育て"が話題に。
子供の頃からの夢だった「よき母」になるため、人気絶頂の27歳のときに歌手を引退。
27歳で結婚して19年の長きにわたって専業主婦に専念していました。
その子育て法が独特!
幼少期は長男を「1番」、次男を「2番」、三男を「3番」と呼ぶ独創的な子育てで、
兄弟同士でも年上の兄には敬語。
もちろん、闇雲に厳しいわけではありません。
わが子をメシが食える大人に育てるため、
母親に依存せず、年上を敬い、自分のことは自分でする。
そんな社会に出てから必要になることを幼いころから身につかせ、
18歳になったら強制的に家を出し自立に導いてきたそうです。
自分が一人っ子で甘えて育てられた分、三兄弟が将来、一家の大黒柱になり、
長い人生でなんらかの壁にぶつかったとき、
いろんな考え方をもって対処できるようにしたかった。
そんな独特の子育てを通し、これからの不透明な世界を見据えて、
わが子をメシが食える大人に育てる方法を教えてもらえる1冊。
「18歳まで十二分に愛情をもって育てたんだから、あとは、あんたら男なんだからちゃんとやれや」
この一言は素敵すぎる。
著者について
森昌子
テレビのオーディション番組「スター誕生! 」の初代グランドチャンピオンとなり、弱冠13歳にしてデビュー。
デビュー曲の「せんせい」が大ヒット。
その後も圧倒的な歌唱力と親しみやすいキャラクターで「同級生」「中学三年生」と続く学園三部作や
「おかあさん」「なみだの桟橋」「哀しみ本線日本海」「立待岬」「越冬つばめ」など、歌謡史に残る名曲を次々と世に送り出す。
1985年には紅白史上二人目となる「司会とトリ」を務め国民的歌手となるが、
人気絶頂時の翌年、結婚のため引退。2006年、20年振りとなるファン待望の復帰を果たす。
現在は歌手活動だけでなく、バラエティやドラマ、ナレーションなど活動は多岐に渡る。
